40代半ばで長く勤めていた会社をリストラされた谷地健司は弁当屋のアルバイトをしながら淡々と毎日を過ごしていた。その弁当屋に自分をリストラした元上司の榛野が毎週通ってくる。その真意は……。その後の書き下ろしも加え、待望のノベルス化!
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猫にしろ、鳩にしろ、人にしろ、この人は食べ物を分け与えるのが好きなんだなと思いながらぼんやりと見つめる。