ナキア皇妃によって地下道にとらわれていた夕梨は、なんとか追手から逃げきり地上へ脱出することに成功。しかし、そこにタロスという老人が現れる。彼はなんとティトの父親だった。夕梨のせいでティトを殺されたと信じている彼は、夕梨を助けるどころか逆に追手と戦うことを強要する。しかたなく戦うことを決意した夕梨は、数ある中からみずぼらしい1本の剣をとる。実はその剣は、ティトの一族に伝わる宝剣だった。迷わずその剣を選んだ夕梨の中に、彼は戦いの神・イシュタルの姿を見る。そこへ、ティトを殺した張本人・ズワが現れる。宝剣を手にした夕梨は、ティトの仇を討つべくズワにむかっていくのだが…!?
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「わたしがいずれ帝位につく時、理想の治世がある。どの国も侵さず、どの国にも侵されず、戦いのない平和な治世だ。なのに今、戦いに臨むとは矛盾していると思うか?だが今の世界、きれいごとだけではすまないのだ。弱ければすぐに隣国に滅ぼされる。平和は戦いとらなければ手に入らない。そのために必要なら、わたしは覇権を手に入れる。」
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